カテゴリー: サイエンス,

アルツハイマー病に影響するアミロイドβの有益性を突き止めた二人の研究者の奇遇

アルツハイマー病に影響するアミロイドβの有益性を突き止めた二人の研究者の奇遇

アルツハイマー病に関係しているアルツハイマー病に関係している「アミロイドβ(アミロイドベータペプチド)」という物質は、これまで、有害以外の何ものでもないと考えられていました。しかし、アメリカの二人の研究者の「奇妙な偶然」から、アミロイドβが脳機能を保護するための重要な役割を担っている可能性が明らかになってきています。

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年を取るにつれガンになる確率が上がるのは免疫系の機能低下が起こるからだとする研究結果

年を取るにつれガンになる確率が上がるのは免疫系の機能低下が起こるからだとする研究結果

発ガンは、ガン抑制遺伝子の対立遺伝子の両方が変異や欠損によって機能を失うことで起こるとする「2ヒット仮説」は、1971年にアルフレッド・ジョージ・クヌードソンJrが提唱してから2018年現在まで、発ガンにおける支配的なアイデアとして存在しました。しかし、新しい研究では、対立遺伝子ではなく、ガンを抑制する免疫系の役割が着目されています。

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太陽の活動減退で「ミニ氷河期」が2020年から2050年にかけて到来する可能性

太陽の活動減退で「ミニ氷河期」が2020年から2050年にかけて到来する可能性

太陽の活動は周期的に変化することが知られており、最新の研究では、2020年から2050年にかけて太陽が大きく減退することで地球に「プチ氷河期」が到来すると予測されています。しかし一方では、現在の非常に高い二酸化炭素濃度との関連で、一時的な活動減退の影響は軽微であり、むしろ2050年以降に気温が急上昇する可能性も示唆されています。

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アルツハイマー病になったマウスの脳機能を科学者たちが回復することに成功

アルツハイマー病になったマウスの脳機能を科学者たちが回復することに成功

アルツハイマー病とは脳が萎縮することに伴い、認知機能の低下や人格の変化といった症状を引き起こす病。現代の医療ではアルツハイマー病を完治させることは不可能で、ビル・ゲイツ氏が総額113億円をアルツハイマー病の研究に投資するなど、多くの人々が治療法の発見を待ち望んでいる病でもあります。そんな中、「アルツハイマー病にかかったマウスの脳を元通りにした」とクリーブランド・クリニック・ラーナーリサーチ研究所の研究チームが発表しました。

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自分の人生をコントロールする感覚を取り戻して子どもが自発的になるには何が必要なのか?

自分の人生をコントロールする感覚を取り戻して子どもが自発的になるには何が必要なのか?

数年前、「パフォーマンスが高い子どもは大きなストレスにさらされていて本当の意味でのモチベーションに欠けている」ということに、臨床神経心理学者のWilliam R. Stixrud氏とチュートリアル・サービス「PrepMatters」の代表であり作家のNed Johnson氏の2人は気づきました。調査を開始した2人は、子どもたちのストレスに対する解毒剤は「自分自身の人生に対するコントロールを与えること」だという結論にたどり着きます。ただし、これは「親が全ての裁量を放棄すること」を意味しないとのことで、2人の共著「The Self-Driven Child」の中では、子どもたちをストレスから解放して自分から新しい課題に取り組ませるための方法が記されています。

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人工衛星の観測記録により海面上昇のスピードが加速していることが明らかになる

人工衛星の観測記録により海面上昇のスピードが加速していることが明らかになる

近年、地球温暖化による気候変動に対する警鐘が盛んに鳴らされており、地球の平均気温が上昇していることが一目でわかるムービーなども公開されています。そんな中、Ars Technicaは「海水面の上昇スピードが加速していることは衛星写真から明らかだ」と報じています。

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「高血糖値と記憶力の減退に関連がある」とする研究結果が発表される

「高血糖値と記憶力の減退に関連がある」とする研究結果が発表される

認知機能の低下と血糖値の上昇に相対的な関係があるという研究結果が発表されました。研究チームは調査前には血糖値と認知機能に関連性があるとは考えていませんでしたが、認知機能と血糖値との関連性は10年間に渡り5189人の被験者を対象にした結果から明らかになりました。

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科学論文の海賊版サイト「Sci-Hub」を生み出したアレクサンドラ・エルバキアン氏とは一体どんな人物なのか?

科学論文の海賊版サイト「Sci-Hub」を生み出したアレクサンドラ・エルバキアン氏とは一体どんな人物なのか?

2011年に登場した学術論文の海賊版サイト「Sci-Hub」では、2018年2月時点で6450万件の論文が誰でも無料で読めるようになっており、科学コミュニティから称賛を受ける一方で出版社からは非難を浴びています。その渦中の人物であり、Sci-Hubの開発者でもあるAlexandra Elbakyan(アレクサンドラ・エルバキアン)氏はカザフスタンの研究者であり、メディアにあまり登場しないため、謎に包まれた人物です。そんな中、Ian Graber-Stiehl氏が「エルバキアン氏とはどういう人物なのか?」ということに、Sci-Hubの歴史をなぞりつつ迫っています。

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粉砕され圧縮された木は鋼より強度のある材料となる

粉砕され圧縮された木は鋼より強度のある材料となる

鋼は非常に硬い材料として知られていますが、「木材を粉砕し、圧縮する」という工程によって鋼よりも強度のある材料を作り出す方法が、科学誌natureに発表されています。

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抗生物質が効かない淋病が中国で増加中

抗生物質が効かない淋病が中国で増加中

「淋病(りんびょう)」は比較的感染頻度が高い性病で、自然治癒することがなく、放置すれば男性は精巣上体炎、女性は腹膜炎を引き起こすなど重篤化する危険があることが知られています。世界中で毎年7800万人が感染する最も一般的な性感染症である淋病について、現在の医療現場でよく用いられる2種類の抗生物質に抵抗性を持つ菌が中国国内で増えていることが確認されました。

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バンジージャンプ時の「いつ飛ぶか」を脳波で検出することに成功

バンジージャンプ時の「いつ飛ぶか」を脳波で検出することに成功

人間が手や指を動かす時、動かそうと思った瞬間よりも0.5秒ほど前に脳は既に電気的信号を発しています。これを証明する脳神経活動が「Bereitschaftspotential」で、日本語では「運動準備電位」と呼ばれています。この運動準備電位は研究室内でのみ確認されてきた現象なのですが、最新の研究では初めて研究室の外で運動準備電位を測定することに成功しています。そして、初の研究室外での運動準備電位測定には、なんとバンジージャンプが使われています。

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アウトドアのプロが教える「湧き水を浄化する低価格で安全な方法」とは?

アウトドアのプロが教える「湧き水を浄化する低価格で安全な方法」とは?

山や森など奥地でのアウトドアでは、目の前に川や湖など浄水設備を通さない自然の水があふれていることがあり、「これぐらい澄んでいる水なら飲んでも、病原菌がいなくて美味しそう」という誘惑にかられてしまうかもしれません。基本的に、浄水していないの生水を飲むのは「科学的に危険」です。しかし一方で、極端に「生水を飲むには高級な浄水フィルターを使って飲まなければ危険」という考え方もまた科学的根拠がないとのこと。アウトドアの情報サイトOutside Online.comは、生水を科学的で安全に飲む方法を紹介しています。

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過去40年で動物の半分以上が消えた

過去40年で動物の半分以上が消えた

「世界自然保護基金(WWF)」が行った発表によると、野生の陸上や海中、河川に生息する動物の個体数が約40年前と比べて半数以上減っています。その主な原因は、人々がエネルギーや食卓に並ぶ食糧などを用意する「文明的な暮らし」を行うための自然環境への開発や森林伐採であり、今後の生活の在り方を人々に問う状況となっています。

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地球平面論はなぜ信じられ続けるのか?

地球平面論はなぜ信じられ続けるのか?

「地球が平面だ」と証明するために地球平面論者たちは、「地球が平面だと証明するためのロケット」の打ち上げをFacebookでを予告したりTwitterで民間宇宙会社のスペースXの創業者と論戦を繰り広げるなど、インターネット上での活躍が目立ちます。しかし、地球平面論者が集うFlat Earth Society(地球平面協会)の創設は、なんと1950年代にさかのぼります。科学を疑う「陰謀論」は昔からあり、陰謀論に心酔してしまう理由は心理的メカニズムや環境が関係しています。

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自己免疫疾患が女性に多いのは「筋肉量」で説明可能、その違いに着目した新治療薬が認証段階に

自己免疫疾患が女性に多いのは「筋肉量」で説明可能、その違いに着目した新治療薬が認証段階に

多発性硬化症や関節リウマチなど「自己免疫疾患」という病気は、本来、「外敵をから体を守る」免疫系が「自分の体を攻撃する」という病気です。この病気は発症率が女性と男性とで違い、女性は男性に比べて最大9倍も発生率が高いという特徴があります。その発生率の違いのメカニズムをノースウェスタン大学の研究者たちが突き止めました。また、この成果により、自己免疫疾患の「多発性硬化症」に有効な2種の薬品が開発され、認証に向かっていると、テクノロジー系ニュースサイトのArs Technicaが報じました。

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